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専門コラム 第211話 新時代の小売は全方向、かつ真の通販モデルの構築が必須。

「コロナによって販売のあり方も大きく変わりました。園先生、EC全盛の中でこれからどう攻めていけばいいですか?」

先日弊社へ相談にお越しになったU社長。お会いしてまず開口一番、こうおっしゃられました。

U社長の会社では以前より仕入商品に加え、自社開発商品もあり、それらを主にBtoBで販売してきており、コロナ禍での巣篭もり需要を受けて、自社ECサイトを開設。BtoCにも力を少し入れ出しているとのこと。

私はお答えしました。

「新時代の小売は全方向、かつ真の通販モデルの構築が必須です。」

U社長は少し不思議そうな顔をされました。

「全方向とは?真の通販モデルとはどのようなものですか?」

U社長の会社のように、コロナ禍によって大きくBtoBの売上を大きく落とされ、一方では巣篭もりからEC市場の拡大があり、従来のバランスでは危機感を抱いて、EC参入される企業がたくさん出ました。

アナログ時代の通販(紙媒体など)と違い、今の通販はネット、ECが主流ですよね。アナログ時代の通販では多額の広告宣伝費が掛かり、例えばカタログを1冊作るのにも数百万円が掛かり、DMなどで郵送配布するにもさらに数百万円、発行部数によっては数千万円の経費が掛かるような時代でした。

なので、よほどの通販専門のノウハウやスキル、フルフィルメント(受発注〜発送)の仕組みや体制がないと、誰もが簡単に参入できるビジネスモデルではありませんでした。

ネット、EC全盛となった今ではどうでしょうか?

メルカリやネットオークションなどCtoCと言われる消費者同志での販売も通販の新しい形として定着しましたし、通販システムや専門ノウハウを持ち合わせていなくても、楽天やYahooショッピングなどのECショッピングモールへの出店や、Amazonへの出品など、比較的少額な利用料や販売手数料を支払えば、法人でなく、個人店であっても通販ビジネスに簡単に参入できるようになりました。

EC市場規模はずっと右肩上がりで経産省の調査では2021年の20兆円を超え、物販だけでも13兆円を超えました。その分、言い方は悪いのですが「猫も杓子もネット販売を・・・」状態になり、大手モールだけでも出店者数は出展料が無料のYahooショッピングで87万件(2019年時点)、Amazon18万件(2015年時点)、楽天5万2千件(2020年時点)で、今ではもっともっと参入が増えていますし、自社サイトまで入れるととんでもない事業者数です。

EC出店事業者の中には、有名企業や上場しているような大手企業も多数おり、ECにとことん資金などのリソースを集中し、ECを本業としている企業もたくさんあります。

その中で、どのように自社優位に立つのか。ファンと言えるほどの顧客をどのように構築していくか。SEO対策、SNSの活用、アクセス解析など、取り組まなければならないことは山ほどあり、考えれば考えるほど、知れば知るほど嫌になるくらいなのが、現代のECを主軸とした通販ビジネスモデルです。

先のU社長のご相談で「全方向」とお答えしたのはこのようなことへの取り組み・・・ではありません。もちろん必要に応じてやらなければならないことはありますが。

ですが、全くノウハウも人材投入も限られた中小企業では、社長の経営判断や人材配置も含めてなかなか難しいのです。

では「新時代の小売は全方向、かつ真の通販モデルの構築が必須です。」とお答えしたのは、いったいどのようなことだったのか。

その答えは・・・本年初のセミナー開催地である2月15日の東京ビッグサイトでの講演で、当社クライアントの成功事例もご紹介しながらしっかりとお伝えいたします。ぜひ私に会いにお越しください。熱い経営者の方との出会いを、心より楽しみにしています。

 

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登壇日程 2023年2月15日(水)16:00~17:30

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