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専門コラム 第172話 ミレニアル世代にZ世代。この世代を逃すと多くの企業に未来はないだろう。しかしそれだけでは・・・

「先生、今すぐにでもインフルエンサーやユーチューバーを起用して、一気に攻めるべきでしょうか?」

ここ23年、クライアント企業からよく聞かれるご質問の一つです。

攻めの姿勢があって積極性の高い社長からが多く、その点はすごくいいことなのですが、企業やブランド、商品やサービスの状況によってはお答えを変えていて「すぐにでも取り組みましょう!」といったケースもあれば、「いや、もう少し待ちましょう」といったケースもあります。

しかし、いずれにしても今もこれからの商売・ビジネスでの必須なのがデジタルの活用。

日常生活でのデジタル活用が当たり前のミレニアル世代、Z世代がいよいよ消費の中心である時代が来ているのです。デジタルネイティブと言われるこれらの世代に対し、どのようなことが商売・ビジネスでは求められていくのか?ご存知の方には説明不要ですが、一応簡単に記しておきます。

まず、ミレ二アル世代とは?

絶対的な定義はないようなので諸説ありますが、1981年から1995年に生まれた人々を主に指します。年齢で言うと24歳~39歳となります。こう聞くと結構年齢幅は広いのですが、世代的な特徴はまず、初めてのデジタルネイティブ世代であることです。

10代のころから、恵まれた情報通信や急速に普及したデジタル機器の恩恵を受け、欲しい情報を瞬時に得られる環境やオンラインショッピングなどが続々と整備されるなかで育った。また、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを通じ、友人との共感を重視したコミュニケーションが定着しており、ものよりも経験や体験、他人の共感や評価を重視する意識が強い。”   以上コトバンクより抜粋

先進国を中心に、日本のみならず世界的にも少子化が進んでいる・・・という現実がある中、このミレ二アル世代は世界人口の約32%にあたるとも言われていますが、ここ日本では、さらに比率が高く、約37%、日本の総人口1.26億人のうち、ミレニアル世代4,700万人にも登り、3人に1人以上がこのミレ二アル世代です。

団塊の世代の子供たち、ベビーブームの子供たちで、その人口ボリュームは大きいです。

総人口には乳幼児・高齢者も含むため、自ら稼ぐ力のある消費の中心者であると考えれば、日本の消費人口の2人に1人が、ミレ二アル世代と言っても過言ではないでしょう。

さらにその下、生まれた時点からすでにデジタルに囲まれた生活をしているのがZ世代と言われる世代です。

こちらは1996年から2014年に生まれた人々を指し、年齢で言うと7歳~23歳となります。7歳~18歳あたりまではさすがに消費の中心にはなりませんが、今から4-5年後には、どんどんこのZ世代も社会に登場してきます。

当コラムでも特にここ何回か、ITAIECDXなどデジタル活用の重要性について書いてきました。その背景にあるのは、ミレ二アル世代、Z世代などのデジタルネイティブ世代が商売相手になっている現実を直視しなければならないですよ・・・ということからなのです。

コロナによって停滞したのではなく、世の中がアップデートどころかアップグレードされたと、先週のコラムには書きました。

このデジタルネイティブ世代への意識ももちろんこれからのお客様を掴んでいく意味では、どのビジネスにおいても最重要なことであるのは間違いないのですが、新規客の集客や売上、新規取引先の開拓など、どの企業や店舗でも、ものすごく力を注ぎますし、必要ならば積極的な広告・営業への投資も行うことでしょう。

ですが陥りがちなのは、会社やお店が安定することを支えてくれている、既存顧客への投資を忘れがちになる・・・ことです。

「既存顧客への投資?いいお客さんはこれまでの長いお付き合いがあるから大丈夫。」

と、思っていても顧客資産の価値向上に対しての策が、何も打たれていなかったりする会社は意外に多く、この場合、気づかぬうちに静かに少しずつ、顧客離れを起こしてしまっていたりするのです。

そして、気づいた時にはもう手遅れ・・・。他社・他店に顧客を奪われてしまい、一度奪われたものは余程のことがない限り、もう戻ってはくれない。残るは顧客獲得のためのコストが高い、新規客を一生懸命集め続けなければならない。よって売上は仮に何とか確保できても残る利益は限りなく薄い・・・。

どんなビジネスでもなのですが、新しい取り組み、新しい顧客開拓には積極的。もちろんその時々に置かれたケースによって、新規開拓を最重要施策に位置付けなければならないこともあるでしょう。ミレ二アル世代やZ世代に向けて、インフルエンサーやユーチューバーなどの起用も必要な場合もあるかもしれませんし、SNS活用もどんどん積極的に行うべきです。そして今の時代、これからの時代ではマストであるとも断言できるほどの世の中です。

一方で、会社やお店をこれまでも今も、足元でしっかり支えてくれているのは既存客です。

この既存顧客に対しても、より厚いサービスなど顧客維持や顧客価値の向上のために=さらに強いファンになってもらう=浮気しないファンになってもらう。このための施策や投資も、新規開拓とともに、決して欠かすことのできないものなのです。

あなたの会社では、

新しい時代へ向かうためのチャレンジをされていますか?

同時に今を支えてくれている顧客にも投資をされていますか?

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